デザイン事務所|しろくまデザイン|奈良

[ロゴ作成入門]ロゴ作成依頼を検討しているあなたへ。依頼から完了までの実例をご紹介します

ロゴデザイン実例
ロゴマーク、それは会社や店舗などの事業にとって「象徴・しるし・旗」とも言える大事なもの。
名刺・パンフレット・ホームページ・看板・メニュー・SNSなどの顔になり、
事業のありとあらゆる場面で使用されます。

ブランドやお店のロゴは、繰り返し目にすることで私たちの記憶の中で信頼性の象徴になってゆきます。
ブランドロゴがついているものを買ってしまったり、よく見るお店に入ってしまったり。

さて、そんなロゴマークは一体どうやって・どういう流れで作成されているのでしょうか。

以前、宮崎県の農家「ベジポート」さんのロゴマークをデザインさせていただきました。
その時のデザイン依頼から制作完了までの流れを「ロゴデザインのできるまで」として紹介してみようと思います。

ロゴ制作の依頼をいただく

ベジポートのオーナーさんからロゴデザインのご依頼を頂き、
まず最初に打ち合わせをさせていただきました。

「こんなデザインのロゴが希望。というイメージはありますか?」と聞いてみたところ…

「特にこれといったイメージが無いので一旦お任せ」との事でした。
うーん。困りました。。どこから手を付けよう。お任せとは言え好みはあるはず。。

クライアントの事業や好みについてヒアリング

打ち合わせの際に、事業や趣味の事なども色々ヒアリングさせていただいたのですが、

・野菜の港(vegetable+port)が屋号の由来。
・大阪でレストランを経営していたが農業とサーフィンをする為に宮崎に移住した。
・農園で育てているのはトマト。
・いくつかのハウスがあるけれど大規模ではない。
・これから他の野菜も育ててゆきたい。

などなど。
その時オーナーさんは、カタカナの文字が描いてあるTシャツを着ていました。
「そのTシャツいいですね」と聞いてみたところ、カタカナの文字の感じが好きとの事!
好みの感じや方向性が少し見えてきました!

カタカナロゴのTシャツ
▲オーナーが着ていたTシャツのイメージ

より自然な生き方を追求しているんだな…
繊細というよりは、面白くて明るい人だな…
野菜と屋号をカタカナで合わせてみたらどうだろう…

デザインテイストの意思統一する

実際にデザインに着手する前に、デザインテイストの方向性を決める事にしました。

ピンタレストやロゴデザインの書籍などから、10点ほどテイストの違うロゴデザインを集めて、
どのデザインが好きかを聞いてみました。

ロゴイメージを集めた画面
▲ロゴデザインを集めたイメージ

結果、カタカナから作った文字のロゴと、ナチュラルな色合いの風景を描いたようなロゴも好みとの事でした。
良かった!まずはカタカナの感じは間違いなさそうです!
原風景を思わせる、温かみのある優しい感じも良さそうです。

デザインを提案する

好みのデザインテイストが分かってきたので、いよいよデザイン開始です!

ロゴをスケッチする様子

ヒアリングさせていただいた内容や参考デザインを元に、まず手描きのラフスケッチで野菜や港の要素を取り入れた色々な案を考えます。ここではとにかく思いついたアイデアを紙に描いてゆきます。

その中から良さそうな案に絞ってグラフィックソフトで形を整え、デザイン案を3案制作し提案しました。

初回のロゴデザイン提案

【左】ベジポートという名前の通り、「色々な野菜が集まっている港」のイメージ。
トマトと他の野菜や植物と共にイカリの絵を入れて港のイメージを出しました。

【中央】農園の港に大きな船が入って来るイメージをデザインしました。

【右】ベジポートのメインの作物トマトをロゴにし、港の象徴としてイカリマークを付けました。

見ていただいたところ、「右の感じが好み・イカリがいいね!」というコメントを頂きました。
でも、「女性やお年寄りにも気に入っていただけるような、もう少し柔らかくてゆるい感じにしたい」とご要望がありました。

なるほど、そうですね。
右の案は活発で元気なイメージですが、ゆるい感じを出すにはもう少し工夫が必要そうです。

デザインを修正し再提案

ご要望を踏まえて修正案を考え、改めて3つのデザインをご提案しました。
デザイン修正案
手描きのような優しい雰囲気になるように、丸を正円ではなく、柔らかい円に。
塗りもベタ塗りではなく、スタンプや水彩のようなカスレのある雰囲気に。
文字のフォントも手描き感のある物を選び、一番右の提案は既存フォントを使わずにデザインしました。

デザイン決定!

そして、この中から一番右を気に入っていただき、デザイン決定となりました!

ロゴ使用イメージ
▲ロゴ使用イメージ

ベジポートという名前の通り、人や実りが集まる港のような存在になれば嬉しいです。

完成したロゴは、
■ SNSなどで使用できるjpgやpngなどの画像データ
■ 看板・印刷業者さんが使用する編集可能なデータ
をセットにして納品します。

まとめ

今日ご紹介したのは、ロゴ制作ご依頼から完成までの一例です。

ご依頼ごとに、
・事業主の想いや好きな感じ、世界観を表現する
・ターゲットユーザーに向けたデザインに寄せてゆく
など、それぞれの制作ストーリーがあります。

ロゴを作ったことにより、SNSでの発信がしやすくなったり、
オリジナルのノベルティやユニフォームが作れたり。
会社や事業の象徴になってくれて自信をもてるようになった。という声を伺います。

あなたのロゴが、かっこいいね。かわいいね。信頼できそう。など、
未来のお客さんの心をつかむロゴになる事を願っています。

※当事務所の ロゴ作成 事例一覧 はこちら

ロゴ依頼時のご注意 / 著作権について

※ロゴデザインを依頼される際は、制作費だけでなく完成したロゴの著作権の帰属や使用条件について確認することをお勧めいたします。デザイン費を払ったのに、ロゴデータが別料金であったり、著作権譲渡料やロゴの使用料を求める業者もありますのでご注意ください。
当事務所では基本的に、ご依頼頂いて制作したデザインはお客様の物であるべきと考えていますので、完成したロゴの著作権はお客様に譲渡しております。別途使用料を求めることもありません。


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