デザイン事務所|しろくまデザイン|奈良

イケてない?それは原石かもしれません。

今日は、これまで固定観念にとらわれていたモノを発見する事で、

・今までに無かった価値が生まれたり
・誰も振り向かなかった物が選ばれるようになったり
・おしゃれなものとして見られるようになる

という事を語ってみたいと思います。

見た目や売り方が変われば、世間も変わる

少し前までは、100円均一の商品と言えば、うすーい色のピンクやブルーのプラスチック製。
事務用品や作業服といえば、灰色か紺か緑。というのがあたり前でした。

近年では、セリアがとても100円には見えない見た目やクオリティの商品を出していたり、ワークマンが普段着やアウトドアでも着れるオシャレでトレンド感のある作業服を出していたり。
これまでの固定観念に気づいて商品開発に取り組んだこれらの会社。
2023年現在、セリアは100均業界2位、ワークマンは作業着店 店舗数1位。
つまり、市場で新たな価値を提供し、たくさんの顧客を獲得しました。

実は、私が初めて就職した会社は救命胴衣の製造メーカーだったのですが、正直まったくオシャレな世界ではなく、むしろ古くてダサい「デザインとかあるの?」と言われる業界でした。
事故の時に助かればいいから、見た目という視点はなくてよい。という見方もできると思いますが、ユーザーからしたら見た目が良くないから着たくないのかもしれません。写真映えもしませんし。
だとすれば、「着てもいいかなと思える見た目の救命胴衣があってもよいのでは」という視点から、少しは見た目の良い救命胴衣を発売することができました。
⇒具体的な内容はこちらの事例をご覧ください。「カジュアルな救命胴衣

ネガティブなイメージは改善のチャンス

全く同じ料理であれば、お皿や盛り付けやパッケージがきれいな方がおいしく感じます。
これは事業においても言えると思います。
見た目やデザインなんて関係ない(と思われている)ものほど実はチャンスだったりします。

好みや目的にもよるので、どんな見た目が良いデザインかという事に一つだけの正解はありません。
しかし、
ネガティブな印象があるものごと。
まーこれでいいかぁ…
なんでこれ使ってるんだろう? というものごと。

もしそういう物事を発見したら、それは今まで誰も手を付けなかっただけの宝の原石かもしれません。
磨くとどうなるか、一緒に考えてみませんか?



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