文脈って何?わたしやあなたができるまで

みなさんこんにちは!デザイン事務所しろくまデザインです。
デザインやアートの業界では「文脈」「コンテキスト」「系譜」という言葉がよく出てきます。
(以下ではまとめて「文脈」と書きますね)
アート作品などで言うと、
アートの歴史の中の何に影響を受け
(自分なりの)どんな視点を持つことによりこの作品ができたのか。
という事を文脈と言います。
日常の会話の中では、
お腹すいた、揚げ物食べたい、ここにあるのは牛丼かとんかつ。
その文脈で言うと「とんかつ」だよね。
といった「前提条件」的な事。
わたしやあなたにも文脈があります。
祖父母、親、どこで生まれ、何を学び、何に興味を持ち、何に影響を受けて今の自分があるのか。
といった事です。
あなたはどんな文脈の上にいますか?
たとえばあなたの好きな音楽は何ですか?
ロックが好きなら、ロックの歴史を紐解くことで、あなたの文脈がロックの歴史とつながります。
このアーティストに影響を受けている。
そのアーティストもまた、〇〇に影響を受けている。という事に気付いたり、
どんな流れの派生にいるのかに気付いたり。
少し私の身の上話をしてみますと、
中学か高校生のころPanasonicのCA7というミニコンポを手に入れたことが「デザインという仕事」に興味をもつきっかけになったと思います。古着屋さんにあったイームズの椅子やレトロフューチャーな家電にも興味を持ったことからミッドセンチュリーのデザインにも影響を受けています。その後も、スケートボード・旅・音楽などさまざまなサブカルチャーのデザインにも影響を受けており、特定のスタイルをもっているわけではありません。「様々なジャンルを横断して一番適したデザインを提案するデザイナー」というの文脈の上に居るのかなと思います。
企業でインハウスデザイナーとして勤めていた時に、研修でクリティカルシンキングを習ったことで「何の為にデザインするのか」という視点を得た事はユニークな点だと思います。
↑ちょっと履歴書みたいですね。
どんなデザインが好きですか?
私はお仕事でデザインをさせていただく際には、お客さんに必ずお聞きしています。
もちろん、ぼやっとしていたり、それを決めてほしいんです!という場合も多くあります。
そんな時は、
お客さんが個人やオーナーなら、好きなブランド・好きなお店・好きな音楽のことなどを聞きます。
会社のご担当者さんであれば、なぜこの事業が始まったのか、どんなお客さんに届けたいか、どんな印象にしたいかなどを。
その人・その会社の既にある魅力や文脈を探し、どんなデザインテイストが合うのかを見つけるためです。
ターゲットを起点とした手法とはちょっとやり方が違いますけど。
(※もちろん必要であればターゲット・ニーズ・ウォンツ起点でも考えます)
その結果、アート的な表現が適している場合は、アーティストの方に描いて頂く方が良いです。
わたしやあなたができるまで
今日は、
誰にでも文脈があるので、それを紐解いてみることで自分自身も意識していなかった好きなデザインが見えてきたり
絵を描く事が好きな方であれば、
自分の作風が実は誰かの作品に影響を受けていて、その誰かも昔の誰かに影響を受けていることに気付いたり
さらに、そこに自分なりの視点を入れる事で新しい何かが生まれたりする。
というお話でした!





