ロゴ・シンボルマーク・ロゴタイプの違いとは?ロゴ用語を解説します
私たちの身の回りにある、会社やサービスのロゴ。
「マークだけ」「文字だけ」で使用される物もありますよね。
この記事では、
・ロゴ
・ロゴタイプ
・シンボルマーク
という3つの用語の意味と使い方について解説してみようと思います。
ロゴとは?
実は「ロゴマーク」という言葉は和製英語で、英語では単に「Logo」と言い、それも「logotype」の略語だそうです。
古くはギリシア語のロゴテュポス (λογότυπος) に由来し、
・ロゴ(λογό/log) = 言葉
・テュポス(τυπος/type) = 活字
からなり、本来は1単語のための連字活字を意味したそうです。(wikipediaより引用)
それを踏まえて、私たちが普段よく使う「ロゴ」とは、
シンボルマークとロゴタイプの組み合わせた、全体のことを指すことが多いです。
シンボルマークとは?
シンボルマークとは、会社や団体・商品などを象徴する図案のことです。
言語を越えて、視覚的にイメージや印象として記憶に残りやすくなります。
「マークの部分」と言ったりもしますが、正確には「シンボルマーク」と言います。
例えば、TOYOTAのT・スバルの六芒星・ヤンマーのY・農協のJA・鉄道のJR などは、シンボルマークとして目にすることが多いですよね。
日本においては家紋もシンボルマークですよね。
しかし、シンボルマークだけでは名称が分からないので、ロゴタイプと組み合わせることもあります。
ロゴタイプとは?
「ロゴタイプ」とは文字列のことです。
フォントをそのまま使っている場合もあれば、オリジナルフォント(タイポグラフィ)で図案化されているものもあります。
電気製品のSONYやPanasonic、電動工具のmakita、飲料メーカーのAsahiやsuntory などのロゴは、ロゴタイプのみで出来ています。
ロゴタイプを使用する目的は、名称を覚えてもらうことである場合がほとんどです。
しかし、ロゴタイプだけでは記憶に残りにくい場合もあるため、シンボルマークと組み合わせることもあります。
まとめ
ロゴとは、元々はロゴタイプの略語でしたが、現在ではシンボルマークも含めて会社やブランドを表すマーク全体の総称として使われます。
・シンボルマーク⇒ 図案(マークやアイコンなど)
・ロゴタイプ⇒ 文字列(社名やブランド名など)
普段の生活では厳密に使い分けるシーンは少ないですが、ロゴは「シンボルマーク」と「ロゴタイプ」の組み合わせで構成されていると知っておくと、ロゴ作成を依頼する時などに便利ですよね。